Close Up! 卒後教育ってどうなってるの?

さまざまなナースによる看護のカタチを徹底レポート Pick Up Hospital

病院選びのポイントとして多くの学生が注目している『卒後教育』。
入職後、現場の看護を少しずつ身につけていけるように、それぞれの病院では独自の卒後教育制度を設けています。
入職後に行われる卒後教育にはどんなものがあるのか、学んだことを実際の看護にどう活かせるのか、どのような目的で行われているのか等をこのページでしっかり理解して、将来を見据えた病院選びをしてください。

Report9

個人に合わせた教育体制
個人の成長のペースを大切にした『あせらない教育体制』が人気。
個人に合わせた教育体制

個人に合わせた教育体制とは

クリニカルラダーによって臨床における看護実践能力の段階的な基準を提示し、個々の看護師の能力にあった学習を支援する教育体制のこと。

目的

・個人に合わせた指導をすることで、あせらず、のびのびと成長することができる。 ・基本的な看護技術と臨床実践能力を身につけることで自信をもてるように育成する。

メリット

・ローテーション研修と技術チェックリストによって段階的に自ら評価しながら、自分で納得したうえでキャリアアップできること。 ・病院全体で新人を育てるという風土が根付いたこと。

Hospital data

医療法人社団 協友会
東川口病院


〒333-0801
埼玉県川口市東川口2-10-8
TEL(048)295-1000(代)
担当/看護部長代行 髙橋

http://www.e-kawaguchi-hp.jp/

kango@e-kawaguchi-hp.jp

主体性をもってのびのびと成長できる

東川口病院の看護師が働く部署は、急性期病棟と回復期病棟、慢性期病棟、そして病棟以外では手術室・外来に分かれている。それぞれの部署に特色があり、その部署でしか経験できない看護・技術もあることから、以前は配属先によって個人の能力に差が出てしまうことがあった。しかし今は、新人看護師の配属前に実施している各部署ローテーション研修を通して、いろいろな看護を経験することができるため、基本的な看護技術、臨床実践能力を身につけたうえで正式に働き始められる形となった。その研修の過程では、技術チェックリストを使って個人のペースに合わせた指導を受けられるので、主体的にのびのびと成長することができる。

希望を100%かなえてもらえる_配属先

新人看護師は、各部署を2週間ずつ回るローテーション研修が6月後半まで続き、その後希望部署のアンケートを提出し部長面談を受ける。7月に仮配属となり働き始めるが、翌年の3月に再度アンケートと部長の面談を行い、4月から正式配属となる。新人看護師の配属希望をかなえることでモチベーションの維持をしてもらい、同時に看護師一人ひとりを大切にしている姿勢を知ってもらうために実施して、8年が経過した。その年によって、希望部署が1ヵ所に集中することもあるが決して人員調整はせず、全員希望部署に仮配属する。新人看護師は自分で選んだからには途中で音を上げるわけにはいかず、皆、主体的に働くという。

Study 1

クリニカルラダー制度

一人ひとりに合わせる_クリニカルラダー制度

東川口病院では数年前まで、看護師の能力を経験年数で見る傾向があったが、経験の有無にかかわらずその人のもっている技術や知識で能力を評価しようとの考えの下、導入に至ったのがクリニカルラダー制度である。ラダーレベルI〜IVの段階があり、看護師自らがキャリアアップを図れるよう各レベルに合わせた研修を行っている。子育て中の看護師や外部研修に行くことが難しい看護師も研修に参加することができ、講師も院内スタッフが担当することが多く、より現場に近い講義内容となるため参加者から大変好評だ。

Study 2

院内インターンシップ研修

『慣れるが仕事!』_院内インターンシップ研修

院内インターンシップ研修は、新人看護師2〜4人を1チームとし、2週間ずつメンバー交代をしながら、各部署での看護を経験するもの。研修期間中は、『病院・職員・環境に慣れることが大事!』とされている研修である。部署ごとの主な疾患や看護の特徴を捉えて、技術・実践までを一緒に行う。技術チェックリストを使って、2週間でできたこと、できなかったことを4段階で自己評価し、それを指導してくれた先輩も評価し、次の部署へ行く。その次の部署の先輩も技術チェックリストを見て、足りない箇所を指導する形で成長へとつなげていく。

Study 3

技術研修

個人のレベルに合わせて徹底的に指導_技術研修

技術研修の主な内容は、シミュレーターを用いた採血・点滴の演習、AED・DCの使い方、心臓マッサージ、挿管の仕方など、細かい指導を受けることのできる救急シミュレーションが中心となっている。その他にも輸液ポンプや酸素、呼吸器などの演習も行われる。『1.見学 2.一緒に 3.ひとりで』という段階を踏んで、個人のレベルに合わせた指導方法を取っており、その都度、徹底的にフォローするように取り組んでいる。厚労省が推奨している看護技術項目をラダーレベルIのうちに全部習得することが目標となっている。

先輩からひとこと

山我 久美さん
山我 久美さん
'15年4月入職
2階消化器・整形外科病棟勤務
今の私があるのは、できないことの改善策を一緒に考え
指導してくれた先輩たちのお蔭です

私は、病棟配属後に仕事を覚えるのが遅く、まず時間管理という大きな壁に当たりました。同時並行で複数の看護を時間通りに行うことができなくて、先輩と毎日振り返りをして、解決策を考えました。そして時系列の時間管理シートを作ることをアドバイスいただき、実行してみると劇的にできるようになり、それから仕事の楽しさが分かりました。先輩たちは新人一人ひとりの個性や理解度に合わせて、受け持ち人数や夜勤開始時期を相談しながら決めてくれました。無理せず不安なく仕事を覚えられて本当につらい時期を助けてもらえたのは有難かったです。今の私があるのは、周りで支えてくれた何人もの先輩方のお蔭と感謝しています。

ひと息Memo

リフレッシュ研修
新人看護師対象に毎年6月に行われるリフレッシュを目的とした研修。毎年開催内容は違うが、2015年はドミノ倒しが行われた。全員で協力して部屋一面にわたる一つの巨大ドミノを作り、最後に一斉に倒す。完成までの共同作業を通して絆が深まり、倒れていくドミノを見る時は感動するという。また、教育担当者がサプライズで作ってくれた鍋をドミノの後に食べるのも最高の思い出となったようだ。

リフレッシュ研修

絆が深まるイベント
(納涼会)

病院で働く他の職種の方たちとの絆を深めるために、年間を通してさまざまなイベントが開催されている。夏には納涼会、秋には運動会、冬には忘年会など病院全体で盛り上がるのが東川口病院風。昨年は横浜の中華街で納涼会を開き、暑い夏を乗り越えるために大勢の参加者が円卓を囲んだ。仲間意識を深められ大変好評だった。

絆が深まるイベント

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